お読みあそばせ

本とか映画の感想文

同僚からもあの人結構純情だからなと言われてる『溺愛オトコと純愛ヤロウ』

Kindleだとまとめ買いができてありがたいですね。 先日読了した『デンパ男とオトメ野郎』の続きですが、案の定事件は全然解決しません。

男と男がくっついたら次は失恋の危機にきまっている。本作もそれをきちんと踏襲しているが、前作終わりでちらっと出てきた「オレが協力しようか?」を別な形で実行することに。 つまり、本命以外との無理やりセックス。かつてはほぼ禁忌であったBLのネトラレも、最近では好意的に受け止められてる? そこに対する否定的レビューをあまり見かけません。 私は別に好きでも嫌いでもないんですが、そこからのお清めセックスの流れは「いけ! そこだ! お清めセックスだ!」と思わずにはいられなかった。攻めも受けがそうなった理由といきさつを知っているから、落ち着いた対応なので気がはやる私は「はやく! 毒が回って受けが死ぬぞ!」と拳を振り上げてしまったよ。

事件そのものも気になるのですが、脇役がすごく充実しているので、公安の上司遠藤、バーRIKUJIのマダム、鑑識の面々など、続編出せそうな要素がてんこもりなので、がんばって欲しい……。

ところで、舞台が警察で、ゲイは隠しておかなきゃという環境に、スラッシュ文化を思い出しました。スラッシュだといじめられる原因やリストラの対象になるから、絶対に秘匿せねばならない場合が多い。本作はそんなこともなく、ぬるっとしていて微笑ましいです。

刑事モノだと思ったらドタバタ純愛ものだった『デンパ男とオトメ野郎』

刑事モノBLで、表紙が小山田あみなら本格的な事件! 推理! と腐女子ならたいていが思うだろう。本作は違った! 事件は深刻だし死体も凄惨だが、事件は解決しないし、推理もしない。 メインは公安の天然デンパ系男と、チャラついた見た目に似合わず純愛したい男の出会いと日常で、章立て細かく中編+短編で構成されている。

肩透かし。をくらう人もいると思うが、私は本作を「事件とか推理みたいな重めのやつの気分じゃない」で寝かせていたので、軽めの作品で嬉しく一気に読み終えてしまった。 続編もあるので、今作は2作目のプロローグ的作品だと捉えるべし。Amazonレビューを見る限り、2作目も時間を解決するわけではないようだが。 Kindle向きの作品というか、商業っぽくないというか、プロの同人誌のような作品であった。

小気味よいテンポですすむ作品なのに、小山田あみの挿絵が耽美的で、そのズレが面白い。ふふっと笑ってしまう。画力が素晴らしすぎて……。 筋肉質の男同士が裸で抱き合う挿絵がすごくエッチで一見の価値ありです。

プリンセスではなくむしろ王だった「モアナと伝説の海」

ビジュアルはCMよりかなり好きだった。人物の凹凸のないふっくらした体。どうかな、と思っていたけど画面の中活発に動く人間に説得力があった。岩登りしたりイカダで航海するなら、手足太いほうがいいよね。

トーリーは出だし、(リトルマーメイドの)アリエルに似ているなと思った。村の長の娘で、外に出てはならぬモアナ。王の娘で、外に出てはならぬアリエル。アリエルは末っ子だった(末っ子に絶対ないもの責任感)。モアナは一人っ子であったが、長女のような責任感で村長を継ごうと努力する。アリエルも中間子だったら、話が変わっていたかもしれない……。

映画館で「プリンセスも時代が変わったんだね」という人がいたが、モアナはプリンセスか? 否。モアナは王だ。
1000人の民の首の代わりに王がいると言われれば、モアナは首を差し出すだろう。あの村は大きく栄え、モアナの銅像が立つ未来が見えた。そういう女の話だった。面白かったです。

モアナと伝説の海 オリジナル・サウンドトラック <日本語版>

モアナと伝説の海 オリジナル・サウンドトラック <日本語版>

賛否両論、噂の映画『LA LA LAND』見てきた

結論からいうと私はセブ派の女です。

さて、世の中には男がいないと生きていけない女がいる。私は「いや、いいんだ。いいんだけど、週末ごと彼氏なるものと遊びにいくのが非常にめんどくさい。自分がとくにそういう気分じゃないのに人と遊ぶの、給料欲しい」というタイプである。オタクだから。週末もやることいっぱいあるわけ。

セブとミアはお互い夢に向かってがんばってる姿がいいと思っていて、だからミアは、売れてきたセブに「夢はどうしたのよ」と問いかけた。そして別れた。だって彼女は彼女の夢があるし。セブにはセブの夢があるわけだ。好きだけど、恋愛にかまけて叶えられる夢じゃなかった。二人は、恋愛より大事なものがあったんだよ!すごいわかるぜ、その気持ち。
と熱くなったんだが、ラストのセブのものとも、ミアのものとも知れぬ「もしかしたらあり得たかもしれないビジョン」。あとになってあれがミアの妄想だとしたら「てめーから振っといて、セブを付属品にしてんじゃねーぞ! バッキャロー!」とも思う。

ミアは大女優として成功して、セブは夢だったジャズをやるバーで整形をたてている。硬派なジャズだけじゃなく、ピアノの調律やらをやりながら。その格差にため息が出そうだった。しかし、セブはセブ、ミアはミアなのだった。私はセブのこと、応援しているよ。

二次創作でも男同士をエッチさせといて「でもこのふたりは、青春の過ちでセックスしただけで、最終的には別れます」と思って書いているので、この映画、とても好きです。 画面がでかくて字幕おうのに必死すぎたので、何度か繰り返してラストのアハ体験も確認したいです。

Ost: La La Land

Ost: La La Land

本当に義弟と道ならぬ恋に落ちていた『偏愛性ノエシス〜おめでとう、だけど〜』

偏愛性ノエシス~おめでとう、だけど~

偏愛性ノエシス~おめでとう、だけど~

女性向け業界の近親相姦といえば「は〜? ぬる〜ッ。こんなので満足させられると思っているのか〜!?」と、さすがの私もヤンキー化してしまうほどの禁断である。つまり全然禁断じゃない。
今回も、ましてや義弟なので「好きにすりゃあいいじゃないの。血は繋がってないんだから」と思っていた。

そもそも私は兄キャラが好きなのである。弟いるし、弟にまったく夢はない。「こないだ出かけたの、友だちに見られてて。彼女? って聞かれたんだけど、めんどくさいから否定しなかった」という経験もある(ここまでリアルの経験談)。
しかし同棲していた恋人とうまくいかず、弟に慰められ、持ち上げられ、「えへへプロポーズされちゃった(はーと)」と報告したら冷たくされ、あげく「姉貴のこと一度だって姉弟だと思ったことはない」みたいな告白をされたら……!?(ここはCDの内容)
兄弟ってたとえ血は繋がってなくとも法律的に認められた、他人とどう決別しても、そこだけは揺るがない大事なものが、目の前で壊れていく。
私には妹もいて、かなり仲のよいほうですが、もし妹にそんなこと言われたら泣いて地団駄くらい踏むのでは。
義弟に「一晩セックスしたら結婚式には出る」って言われたら、んん〜〜〜〜〜〜!(喪女)

シチュエーションCDお約束のエッチシーンもなかなかエッチでした。
あの……CDでイチモツの大きさを自慢してくる男が初めてで笑っちゃった。いや、エロマンガやエロ小説に出てくる分には楽しいエッセンスです。でも結構真面目なシーンとシナリオでそれかよー、ズコー(褒めています)。
さらに、まるでこれから捨てられる女のような弟に掛ける言葉がない。そりゃそうだ。弟はこれから一発やって捨てられると思ってるんだから。

さて、改めて義弟に「一晩セックスしたら結婚式には出る」って言われても……ない。ないな。しかしCDゆえに視聴者に選択権はないのである。こっちがいやいやと思っているうちに、今日もトラックは進む。

perpetual-blue.com

感想文用のブログを開設しました

こんにちは。ユーホです。
感想文用のブログを開設しました。というのも、本や映画の感想はTumblrでも書きやすいのですが、シチュCDの感想が書きにくかったからです。気分的な問題でした。あとはてなブログへの憧れなど。

Tumblrは散文的なものを書くのにはとても向いていると思う。私はブログの文章よりは、エッセイの文章が好きで、つまりブログでもエッセイ的なテイストで書きたかった。Tumblrではいつもの調子になっちゃうので、はてなブログにしてみたわけです。サービスが変われば気分も変わる!

よろしくお願いします。