お読みあそばせ

もはやただの日記

ワールズエンドクラブ、めちゃくちゃよかった

なにかいうと全てネタバレになりそうだけど、めちゃくちゃよかった。

  • 軟式十三機兵防衛圏
  • ホビアニ遙かなる時空の中で
  • 青い鳥文庫のハーモニー

って感じ。EDはおいおい泣いちゃったよ。クリア時間は10時間でそれほどのやりこみ要素もない4900円を高いか安いかということだけど、自分はまったく高く感じない。むしろ適正*1。というかAmazonでパッケージ買うともっと安いはずなので、プレゼント等に向いていると思います。
Apple Arcadeでは途中まで配信、続きはSwitchで! だったんだけどそっちも最後まで配信がはじまったようなので、Apple Arcadeでやるのもいいかもね。

よかったところ

  • 話がいい
  • キャラデザがいい
  • 声がいい
  • アクションパートが煩わしくないのがいい

話・キャラデザ・声がいいのはもちろん。話は昭和後期〜平成初期生まれはフフッとなるネタがいっぱいある。ライフガードとカラムーチョを食べたくなるので事前に購入しておこう。会話のテンポもめちゃくちゃいい。フルボイスで声優さんがテンポよくボケて突っ込んでくれるから、爽快なコミカルさがある。
竹さんの絵で目に優しいし、かわいいし、クスッとできるし、先の展開がわかってても「えっ」「うおっ」という驚きがたくさん用意されいる。

注目すべきはアクションパートの煩わしくなさ。
体験版で「アクションパートが簡単すぎねえか」と思ったけど、そんなことはなかった。ビタッと止まらないし、ジャプはふんわりしてるし、ダッシュできない。操作系統はICOやワンダ、トリコ的な「言うこときかなさ」というか「動作の余白」みたいなものがあり避けたつもりでも避けきれなくてあたることはザラだ。残機がないから1発あたったら死ぬんだけど、アクションパートの短さとリスポーンの速さが飽きさせないしめげさせない。死にゲー入門として最高(ゆくゆくはSEKIROとかダクソを楽しむための1歩)。
ゲームが得意な人には「ぬぬっ」と思わせるけど、ゲームが苦手な人は「やた〜!」という達成感が味わえるいい塩梅と感じた。自分はノーマルでプレイしたけど、難しいようならイージーにすることもできる。

子どもにはとくにやってほしい。わたしはこれをやりながら、小学生のときけっこうやり込んだ、マーヴェラスもうひとつの宝島を思い出した(仲良し3人組の少年がそれぞれの特技を使って島を冒険するという……)。こんなゲーム小学生のときやったらいいSFの入門になるよ。

おしかったところ

  • セリフのオートがボイス途中で次へいってしまう
  • mixamp pro使って音をひろうと音が割れる
  • まじで10時間で終わっちゃう

セリフをオートにしてると、ボイスが途中で中断されて次にいっちゃうのが結構残念でした。2-3行なら一瞬で読んじゃうので、テキストベースのゲームはセリフ読みオート、表示速度は最速に近いところに設定することが多いんですが、このゲームはそれをやると声優さんの声を最後まで聞けない。

これもほとんどの人はこんなん使わないと思うんだけど、ゲーム音がもともと大きめに設定されてるのか、mixamp pro使ってるとNATURAL BASSでも音が割れます。このゲーム携帯モードでも全然楽しめるから、半分以上は携帯モードでやりました。テレビとか使うぶんにはなんら問題ないし、むしろ携帯モードでやるなら他のゲームより音大きめで助かります。

そして本当に10時間で終わっちゃいます。コレクション要素として、ビックリマンシール集めがあるんですが、これもダンガンロンパのすごろくみたいに、いやらしい数ないのですぐ終わります。
もっと……もっとみんなと冒険していたかったよう……。

まとめ

というわけですごくよかった。5/8が誕生日だけど「欲しい物とくにない〜」って言ってた妹に送りつけようと思います。コロナであつ森買ったけどそれももうやってないような人にこそやって欲しい。
また面白いゲーム作って欲しいと思ったので、フルプライスで買ってよかったです。

余談

ピエロピのデザインがめ〜〜〜ちゃくちゃ好きなのでピエロピのグッズが欲しい。

*1:ゲームを開発するコストはどんどん高くなっているのに、超メジャータイトルしか売れないし、超メジャータイトルも開発費回収できなくて大変なので……。竹さんの画集+小高和剛&打越鋼太郎のお話+音楽を別々に購入するよりは圧倒的に安い。ボリューム的にはインディーゲーだけど、インディーならキャラデザは違うし、有名声優の起用はないし、フルボイスでもないことを考えたら適正、という判断です。