お読みあそばせ

本とか映画の感想文

フラワースタンドの札、作ってます。

フラワースタンド、出してますか? こんにちはユーホです。
私自身は役者やアイドル沼に入ったことはないものの、去年くらいからフラワースタンドの札をデザインしています。今まではメイン出演者ひとりのイベント宛でしたが、今回複数の出演者がいるイベント宛に作りました。制作にあたり考える方向が全然違って、ひとりほくそ笑みました。

依頼者の@kwr_kuuさんとはリアル友だちなので、99%おまかせでかなり自由に作っています。ありがたい。フラスタの札って多分あんまりこういうデザインが介入してない部分だと思うので、なんらかの参考になる可能性を鑑みて書いている所存です。

個人イベントのフラスタの札

出来上がりに近い既存のフラスタか、フラスタの色、札に入れてほしいテキスト(宛名、差出人名、イベント名、イベント日、メッセージ)だけぽいっと投げられます。サイズはA4サイズで作ってpdfに出して「好きなサイズで作ってね」って感じで特にこだわりはないです。

このときこんなことを考えています。

  • 一番伝えたいことはなにか(メッセージ? 宛名? イベント名?)
  • 花の色と調和させるか(色はどうする? 大きさは?)

フラスタの札は宛名か差出人名が一番大きい面積をしめていると思いますが、個人イベントの場合、その人以外に宛てることはほぼないはず。メッセージもお決まりかと思います。誕生日ならハッピーバースデー以外にないし、他のイベントもおおむねハッピー○○でOKのはず(ハッピーバレンタインとか)。なんでもないイベントなら、「祝開催」とか「祝御出演」とか。
究極的には個人イベントのフラスタの札に書かなければならないことは、差出人名だけです。あとはフラワースタンドがあるだけで、祝われている、という事象はわかるから! ということに気づいて迷子になったりもしました。

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上画像)これは最初の札。オーソドックスに宛名を一番大きくしています。バルーンを使った黄色いフラスタになるとのことだったので、花と同色の黄色を使って間違いないだろう……という思惑です。リボンのあしらいをつけて誕生日っぽくしようとしている。まだ差出人名いれるところがクソダサですね。最後に入れようとして入れる場所見失っています。

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上画像)これは最近のやつ。「札、いらないのでは問題」にぶちあたったので、宛名が少し小さくなりました。このときは赤い花をモノトーンの紙でつつんだ小さなブーケを束ねた、ゴシックなフラスタの写真が送られてきたので、色にかなり迷いました。
花の印象が強いから、それに合わせてゴシックめにすると、私の好きな感じではない(99%おまかせなので好きにできる)。 そこでベースはモノトーンでまとめて、ゴシックめからシックめに見せるために、スモーキーカラーで枠つけてまとめました。ちょうど涼しくなってきた頃だったので。

出演者が複数いるイベントのフラスタの札

の場合は、個人イベントとちがい、誰宛かはっきりさせる必要があります(笑)。ただ、よっぽどじゃなければ、出演者は誰宛のものかは注目して見るから、そんなにでかでかと書かなくてもよいのでは……? という気持ちがありました。

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そこでメッセージを一番大きくしています。名前は少し小さくする代わりに、フラスタの一番上に書きました。KYOTO SAMURAI BOYSは演者と観客の距離が超近い舞台らしいのですが、サイトは黒ベース、ロゴはTrajan風でリッチでシックな感じなのに「日々何気なく過ごしていた現代の若者たちが、ある日ゲームの世界に入りこんでしまう。さらに、同じくゲームの世界に取り込まれた人達を、元の世界に戻す使命を課せられてしまった! 」で「デジタル空間演出と若き侍の躍動する肉体がクロスオーバーした新しい舞台表現である。」なのでギャップがすごい。「もっとデジタルっぽいのもありなんじゃね?」と思い、舞台名はDINをグリッチ加工してます。作品名はなくても問題ない要素なので薄めに入れてますね。

今回は文字で「赤系のちょっと和風のスタンド」という情報でした。しかしこのままだと和風要素がないので、得意のパターンで両脇飾ります。あまりにもストレートな和風だとTHEオタ! かな……という弱腰から、短冊にしてます。ちなみにこういうときに使うパターンはおおむね自作です。iPad Proあると捗る。

よさげに見える手法

和風のスタンドとかゴシックなスタンドで、それにあわせて札作るのも調和がとれてよいと思いますが、ファッション同様、見た目にすこしヌケがあるほうが今風に見える気がします。なので、ゴシックなスタンドのときは、優しいけどシックな色味で(パステルにやや黒をまぜたスモーキーカラー)、和風なスタンドのときはグリッチ加工した文字や北欧風にもとれる短冊パターンでヌケを演出しています。
札だけ見て出来がよくても、スタンドと一体化してかっちょよく見えないとどうしようもないので、想像力MAXで考えますが、今のところはいい具合にまとまっていました。

私はデザイナーを名乗ってはいるものの、コーディングのほうが圧倒的に好きです。何が言いたいかというとデザインの引き出しが本業の方に比べ貧弱で手も遅いので、ロゴ風に仕立てたり、隙間をパターンで埋めたりして楽をしようとしています。色も繊細に見きれないので、モノトーン+差し色で持たせようとしています。
これも幸い、いい感じに作用している気がします。花の色の情報量はとても多いので札まで派手にすると、バランスがとれない気がする呪いにかかっている。なにごともバランスを大事にしたい。

宛名や差出人名には、UDフォントを使いがちです。見やすい。

最後に

そんな感じで作ってます。
依頼主に「もっと差出人名でかくして」って言われたことがないので、差出人名は控えめですが人によっては大きく書いて! というのも全然ありじゃないでしょうか。紙もののデザインとしては、伝えたい情報がはっきりしていて、作りやすいと思います。

なるほどデザイン

なるほどデザイン

こないだようやく、なるほどデザインを読んだのですが、紙ものに限らずイラストや写真、すべての平面デザインに通じる設計の妙が端的に掲載されていて、めっちゃなるほどしてしまいました。デザインの考え方はこの書籍が参考になります。かなり頻繁にセール対象になってるのでKindleで買うとお得です。iPad Pro買ってよかった。

それでは楽しい現場ライフを。