お読みあそばせ

もはやただの日記

魂のBL「ショートケーキの苺にはさわらないで」

すでに1回は読んでいるんですが、近々スピンオフがでるので改めて読みました。いや〜〜〜〜、魂のBLですわ。

商業のBLには肉体関係がほぼ必須、といわれているのは、やはり肉体関係が言葉にせずとも分かる、男と男が真に愛し合っている証拠だからだと思います。
本作も1回はその描写はある。

相手がアンドロイドという性質上、体は奪われ、壊れた記憶チップだけが戻ってくる。それをハロみたいな球体にうつして、可愛がる主人公。思い出と性格は復元せず、でも思い出のかけらのような何かは残っているそれを、はたして愛した彼と呼べるのか。
主人公はハロみたいな球体を、愛するんですね。それは性欲のともなうものじゃなくて、子どもとかペットとか、家族に対するものだけど。
そこをBLと認識するかどうかで、感想が変わってくると思うんですけど、わたしはここに魂のBLを見た。

私はBLという枠に落とし込めばロミオとジュリエットみたいなクサクサの恋愛が成立する、というところにBLの魅力を感じているのですが、まさにそれをやってくれたのではないでしょうか。
望まれない関係に、二人を分かつ死があり、それを乗り越えた先の結末を是非読んで欲しい。

スピンオフも楽しみです。