お読みあそばせ

本とか映画の感想文

同僚からもあの人結構純情だからなと言われてる『溺愛オトコと純愛ヤロウ』

Kindleだとまとめ買いができてありがたいですね。 先日読了した『デンパ男とオトメ野郎』の続きですが、案の定事件は全然解決しません。

男と男がくっついたら次は失恋の危機にきまっている。本作もそれをきちんと踏襲しているが、前作終わりでちらっと出てきた「オレが協力しようか?」を別な形で実行することに。 つまり、本命以外との無理やりセックス。かつてはほぼ禁忌であったBLのネトラレも、最近では好意的に受け止められてる? そこに対する否定的レビューをあまり見かけません。 私は別に好きでも嫌いでもないんですが、そこからのお清めセックスの流れは「いけ! そこだ! お清めセックスだ!」と思わずにはいられなかった。攻めも受けがそうなった理由といきさつを知っているから、落ち着いた対応なので気がはやる私は「はやく! 毒が回って受けが死ぬぞ!」と拳を振り上げてしまったよ。

事件そのものも気になるのですが、脇役がすごく充実しているので、公安の上司遠藤、バーRIKUJIのマダム、鑑識の面々など、続編出せそうな要素がてんこもりなので、がんばって欲しい……。

ところで、舞台が警察で、ゲイは隠しておかなきゃという環境に、スラッシュ文化を思い出しました。スラッシュだといじめられる原因やリストラの対象になるから、絶対に秘匿せねばならない場合が多い。本作はそんなこともなく、ぬるっとしていて微笑ましいです。