お読みあそばせ

もはやただの日記

BLの名手・凪良ゆうの綴るBL以外の愛の形「神様のビオトープ」

集英社オレンジ文庫から「きょうの日はさようなら」を出した一穂ミチに続き、BLの名手が一般向けに書いた本。講談社タイガが発表されたときに、名前を見つけてこの日をどれだけ待ちわびたか。ちなみに一穂ミチの名前もあったのでそちらも楽しみにいしている…

BLの足音が聴こえる「ちょっと今から仕事やめてくる」

映画館でCMを見て内容は気になるものの、どうかなと思っていた映画であった。母にその話をしたところ、ラストのネタバレまで聞いて、BLの気配がしたので見にいった。 行きつけの映画館の、一番奥の、席の斜度がほとんどないような小さな部屋での上映。中央よ…

当時改装に改装を重ねHTMLとCSSは覚えたけど、メンテということを知らなかった当時のわたしへ「CSS設計の教科書」

プロジェクトにはしばしばある。「とりあえず見られるように作っておいて、後からちゃんとしたものに差し替える」。どうすればいいんだろう。だいたい、すでにあるSCSSにはなるべく手を加えず、新たなSCSSを書く。 アンスコでライブラリにしてしまえば、それ…

気分はまさに奴隷愛好家「熱砂と月のマジュヌーン」

もともと同人誌だったので、過激(作者のマイナーな趣味)なのは言うまでもなく。 BLでアラブものというと、まかり間違って奴隷として売られた受ちゃんが、優しい王子に買われたりする感じを想像しますが、今回は違う。木原音瀬だから。 今作の受けちゃんは…

チューブトップの季節がやってきたので、ユニクロとGUを比較した

オフショルの服を着るときにブラチューブトップがあれば便利と言われていますが、別にオフショルじゃなくても便利です。 薄い服の下にブラとかキャミソールの紐が透けると萎えることがありますが、チューブトップなら紐がないので安心。胸のカットがまっすぐ…

知っていたらこんなん笑うわ「池袋カジノ特区 UNOで七億取り返せ同盟」

とられた金を取り返す。あるいは自らの実力を証明するため、ギャンブルに挑む物語は多い。知略とギミックを駆使して戦う姿に、心が熱くなる題材だ。ルールが分からずとも。 ブラックジャックが分からなくて「マルドゥック・スクランブル」を投げた人も、麻雀…

背中合わせの無数の世界「僕が愛したすべての君へ」「君を愛したひとりの僕へ」

パラレルワールドのSF小説。作者がラノベも書いているのもあり、だいぶラノベよりで読みやすい。一気に読んでしまった。 この小説は同じ人間が主人公の、別々の世界の物語である。ここで「どっちから読むか問題」が発生する。どっちから読むかで物語の印象が…

帰ってきたシャマラン「スプリット」

シャマラン監督の名前に聞き覚えなくても、我々世代なら「シックス・センス」くらいは知っている。「アンブレイカブル」「サイン」くらいは見てるぞ。 そんなシャマラン監督が帰ってきた! 風キャッチコピーの、多重人格ものミステリー映画でした。 多重人格…

行ったことないけど井の頭公園が100周年記念だそうで「PARKS」

いろいろ調べました。なにしろ行ったことがないから。映画ではすごく広そうだった。 正式名称は「井の頭恩賜公園」。100年前の5月に開園して、面積は約41万平方キロメートル。北大札幌キャンパスの1/3くらい。大通り公園の4倍くらい。 面白いなーとずっと思…

またも好きな、ひっそりした受けと性にホンポーな攻め「さよなら一顆」

久しぶりに、リアルなディアプラス文庫を読んで、紙は白く、厚く、懐かしかった。しかしこんなに文字は小さく行間は詰まり気味だったっけ。Kindleで読んでいると、行間やフォントは統一されるので読みやすくなる代わりに、メーカーが工夫している温度は感じ…

キャラクターそれぞれが生き生きしていてかわいかった〜「後宮饗華伝」

女子向けラノベを、エロを含む含まないに関わらずティーンズ文庫とよんでいます。 さてGWです。市民共同書庫ブックオフが本20%オフとのことなので、本棚を整理して新しい本をいくつか購入しました。本作ははるおかりのの後宮シリーズ2作目です。1作目、読ん…

お兄さんと美少女の”知る”をめぐる旅「know」

とタイトルに書いたものの、これはひとりの天才から派生した、ふたりの天才を観測した弟子の話だった。端的にいうと、やや性にだらしないお兄さんと、魔法使いレベルの天才美少女の話である。萌えた。 最初に言っておくが私は「正解するカド」を見ていない。…